大分県中津市山国町を流れる山国川。
美しい山々に囲まれ、夏になると川遊びやBBQなどを楽しむために、多くの方が訪れます。
自然の中に身を置き、川で遊ぶ。
これは本当に素晴らしいことだと思います。
僕自身も自然の中で遊ぶことが大好きですし、山国の川をたくさんの人に知ってもらい、楽しんでもらえることを嬉しく思っています。
しかし最近、少し気になっていることがあります。
それが、河川に残されるゴミの問題です。
先日、山国川上流域にある小瀬戸の滝より下流のエリアで、ゴミ拾いと清掃活動を行いました。
川に残されていた、たくさんのゴミ

実際に歩いてみると、河原や岩の隙間など、さまざまな場所にゴミが落ちていました。
ペットボトルや空き缶、お菓子の袋。
そして特に多かったのが、タバコの吸い殻です。
「これくらいなら」
と思って捨てているのかもしれません。
しかし、小さな吸い殻も立派なゴミです。
さらに残念だったのが、BBQで使用したと思われるゴミが、そのまま放置されていたことです。

道具や容器だけではなく、生ゴミまでそのまま残されている場所もありました。
正直、この光景を見た時は悲しくなりました。
生ゴミは「見た目が悪い」だけではありません
自然の中だから、生ゴミならそのうち分解される。
そう思う方もいるかもしれません。
しかし、生ゴミを河川周辺に放置することで、ネズミなどの動物を引き寄せる原因にもなります。
また、河川や沢などの自然環境では、野生動物などの尿によって水が汚染され、レプトスピラ症などの感染症につながる可能性もあります。
山国川の下流には、夏になると多くの方が泳ぐ場所があります。
川の水を利用した河川プールもあり、たくさんの子どもたちやファミリーが水遊びを楽しんでいます。
上流で起きていることは、そこで終わる問題ではありません。
川は、すべて下流へとつながっています。
だからこそ、ゴミや生ゴミの放置について、もう一度考える必要があると思っています。
川を利用する人が増えてきたからこそ
近年、山国川で川遊びを楽しむ方が増えてきました。
山国の自然を知ってもらえること自体は、本当に嬉しいことです。
だから僕は、
「人が来なければいい」
とは思っていません。
むしろ、たくさんの方にこの素晴らしい自然を知ってもらいたい。
ただ、利用する人が増えれば、それに合わせて新しい課題も出てきます。
ゴミの問題だけではなく、駐車、火気の使用、大きな音での音楽など、自然の中で多くの人が気持ちよく過ごすためのルールやマナーについても、今後考えていく必要があると思います。
また、山国を訪れる方もさまざまです。
日本語だけではなく、多言語での看板や注意喚起など、**「知らなかった人にもきちんと伝わる仕組み」**も必要になってくるのではないでしょうか。
僕自身も、この自然を利用させてもらっている一人

僕は「大分アウトドアツアー ほしのたね」として、山国の自然をフィールドにアウトドアツアーを行っています。
つまり僕自身も、この自然を利用させてもらっている一人です。
だからこそ、
「ゴミを捨てないでください」
と発信するだけではなく、自分自身も行動していきたいと思っています。
今回の清掃活動も、その一つです。
一度ゴミを拾ったからといって、問題が解決するわけではありません。
またゴミが捨てられるかもしれません。
正直、途方もない問題にも感じます。
それでも、何もしなければ何も変わりません。
これからもできる範囲で定期的に美化活動を続けながら、ツアーを通して山国の自然の素晴らしさと、この環境を大切にする気持ちを伝えていきたいと思っています。
まずは、現状を知ってもらうことから
今回この記事を書いたのは、誰かを責めたいからではありません。
まずは、
「今、山国川でこういうことが起きている」
という現状を、一人でも多くの方に知ってもらいたいと思ったからです。
そして川へ遊びに来た時には、一つだけお願いがあります。
持ってきたものは、持って帰る。
当たり前のことかもしれません。
でも、一人ひとりがそれを守るだけでも、状況は大きく変わると思います。
山国川は、誰か一人のものではありません。
地域に暮らす人。
川へ遊びに来る人。
自然を仕事にしている人。
そして、これからこの川で遊ぶ子どもたち。
みんなにとって大切な場所です。
この美しい山国の川を、10年後、20年後にも残していくために。

大きなことはできなくても、まずは自分にできることから。
これからも少しずつ、行動を続けていきたいと思います。
TAKE YOUR TRASH HOME.
RESPECT NATURE.
KEEP THE RIVER BEAUTIFUL.
この美しい景色を、未来へ。


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