夏休み、子どもたちが、
「どこか遊びに行った?」
と聞かれて、
「どこも……」
と答えていて。
あぁ、これが観光業の辛いところだなぁと。
夏は僕たちにとって一番忙しい時期。
ありがたいことではあるのですが、なかなか家族で遠出することができませんでした。
ということで、ようやく今回!
家族みんなで大分・県南エリアへ釣りの旅に行くことができました。
目的は秋イカ。

津久見・佐伯でエギングをしながら、気になる海や川を見て回る。
いつものように、予定をガッチリ決めない行き当たりばったりの旅です。
果たしてイカは釣れるのか。
釣りロマンを求めて、出発です!
仕事終わり、そのまま津久見へ!
仕事終わり、療育に行っていた妻と子どもたちと合流。
そのまま中津から高速に乗って津久見へ!
だいたい1時間半くらいの道のりです。
そして高速を降りたときに見えてきたのが、大きな石灰石の採掘場と石灰岩の山。
これを見て僕は大興奮。
釣りに来たはずなのに、早速違うところに目がいきます。笑
石灰岩を見ると洞窟を想像してしまう
津久見周辺には大規模な石灰岩が分布していて、この辺りは「秩父帯」と呼ばれる地質帯の一部。
この秩父帯は海を越えて四国から九州へと続いていて、その中には各地に石灰岩を含む地質が分布しています。
石灰岩があるということは、その地下にまだ知られていない洞窟が眠っている可能性もある。
もちろん、
「石灰岩がある=洞窟がある」
という単純な話ではないけれど、ケイビングをやっている人間からすると、石灰岩の山を見るだけで、
「この山の中、どうなってるんだろう?」
「水はどこから入って、どこへ抜けているんだろう?」
「まだ誰も知らない空間が、この地下にあるんじゃないか?」
と、勝手に想像が膨らんでしまいます。
地図の上では四国と九州は海で分かれているけれど、地質を追いかけてみると、そのつながりが見えてくる。
そして九州には、津久見周辺をはじめ、各地に石灰岩や鍾乳洞が点在しています。
長い長い時間をかけて水が石灰岩を溶かし、その地下に人間が入れるほどの空間ができる。
そして、その先にはまだ誰も見たことのない場所が残っているかもしれない。
これがケイビングの浪漫。
僕にとっては、有名な鍾乳洞を見るのももちろん面白いけれど、
「この山の地下には、まだ何かあるんじゃないか?」
と想像する時間も同じくらい面白い。
津久見から佐伯にかけてのこのエリアは、釣りとは別に、また時間をかけてじっくり探検しに来たい場所になりました。
……とはいえ、今回は洞窟探検ではありません。
子どもたちもいるので、今回のメインはファミリーフィッシング!
活性の高い秋イカを狙って、豊後水道のエギングポイントへ向かいます。

最初のポイントは津久見・長目港
まずは夕まずめを狙いに、津久見市の長目港へ。
雰囲気も良い。
風もない。
最高のシチュエーション!
これは期待大。
さっそくエギを投げてみます。
が……
この日は坊主。
まぁ、初日ですから。
まだまだ旅は始まったばかり。
そのまま佐伯へ移動して「やよいの湯」へ。
営業時間ギリギリでしたが、なんとか間に合って温泉を満喫!
そして、その後は道の駅で車中泊です。
4人でセレナ車中泊はキツかった……
今回の旅はセレナで来たので、
「まぁ4人くらい寝られるだろう」
と思っていたのですが……
甘かった。
4人で寝るには狭すぎる。
僕は運転席。
足も伸ばせず、まったく寝られない。
寝ては起きてを繰り返し、ようやく深い眠りについた頃には朝まずめの時間。
しかし、眠すぎて見事に寝過ごしました。
慌てて起きてナビを入れて出発!
……したものの、今度は目的地を間違える。
踏んだり蹴ったりです。笑

結局、畑裏港という港で釣りをしてみることに。
魚影は濃そう。
これは期待できるか?
と思いましたが、イカの姿はまったく見えず。
エギにも反応なし。
早々に諦めました。
せっかくなので元猿海岸へ

次に向かったのは、大分のサーフィンポイントでもある元猿海岸。
海を見てみると……
見事なベタ凪。
何ひとつ割れていない。
もしサーフィンを目的にここまで来ていたら、絶望感に浸りながら海を眺めていたことでしょう。
でも海底は砂地で、波が入ればメローな波が来そうな雰囲気。
初心者にも良さそう。
波情報をしっかり見ながら、今度はサーフトリップで来るのもいいなぁ。
また一つ、やりたいことが増えました。
せっかくなので宮崎・延岡まで南下

ここまで大分の南に来たので、
「もう延岡まで行っちゃおう!」
ということで、そのまま宮崎県延岡市まで南下。
以前も見に来たことのある、北川と小川を下見します。
ここはパックラフト遠征の候補地で、いつか実際に下ってみたい場所の一つ。
特に小川。
やっぱり水質も透明度も良くて、めちゃくちゃ良いところ!
北川は川幅もあり、かなり長い距離を下って来られそうでした。
そして何より……
水量がある!
羨ましい。笑
普段から川を見ていると、旅行中でもついつい、
「ここから入れるかな?」
「どこで上がれるかな?」
「この水量ならどんなラインで下れるかな?」
なんて考えてしまいます。
完全に職業病ですね。
いつかパックラフトを持って、実際に下りに来たいと思います。
そして、ずっと行きたかった藤河内渓谷へ!
延岡から再び大分方面へ。
次に向かったのは、ずっと行ってみたかった藤河内渓谷。

大分を代表するキャニオニングフィールドの一つです。
とにかく水が綺麗。
そして花崗岩の一枚岩や、長い年月をかけて水が作り上げた地形。
素晴らしすぎる。
まず驚いたのが、
「よくここまで道を整備したなぁ」
と思うほど、狭い道を車でひたすら進んでいくこと。
山の奥へ、奥へ。
そして、その先にあの渓谷があります。

この場所を観光地として整備して、さらにキャニオニングなどのアクティビティにつなげていったこと自体が、純粋に凄いなぁと思いました。
アクセスが簡単な場所ではありません。
それでも、大変な思いをして行く価値がある。
そんな場所でした。
藤河内渓谷を見て、改めて山国のことを考える
そして藤河内渓谷を歩きながら、同時に考えていたことがあります。
「自分のホームである山国の強みって何だろう?」
藤河内には藤河内の圧倒的な魅力がある。
由布川には由布川の魅力がある。
そして山国にも、山国にしかない川や渓谷、遊び方がある。
他のフィールドを見ると、
「こっちの方が凄いなぁ」
と思うこともあるけれど、それと同時に自分のフィールドの良さにも気づくことができます。
ガイドとしても、とても良い勉強になりました。

雨が心配でしたが、なんとか天気ももってくれて、渓谷で家族みんなでお弁当。
今回の旅、一番のハイライトでした!
再び佐伯へ。今度こそイカを……

藤河内渓谷を後にして、再び佐伯市へ。
向かったのは、朝、ナビを間違えて行けなかった小浦港。
水も綺麗。
雰囲気もいい。
これは期待大!
……だったのですが。
前線が南下してきて、朝のベタ凪とは打って変わって爆風。
さらに大雨。
さすがにこれは無理。
撤退を余儀なくされました。
ここでもイカの姿は確認できず。
墨跡はある。
ということは、イカはいる。
でも僕には釣れない。
坊主が続きます。
「明日の朝、雨が弱まったらラストチャンスに賭けよう!」
妻とそう決めました。
さすがに2日連続の車中泊は無理!
そして問題は今日の寝床。
昨日のセレナ4人車中泊があまりにもキツかったので、
「今日はもう無理!」
ということで、この日は佐伯市の金水苑に宿泊。
そして夜は、もう一つ楽しみにしていたものを食べに行きます。
念願のラーメン!!
漁師町の一杯、佐伯ラーメン!

佐伯市は「佐伯ラーメン」というジャンルがあるくらい、ラーメンが熱いところ。
今回向かったのは「白龍」さん。
子どもたちもいるので、混雑する前に入ろうとオープン前からスタンバイ。
ところが開店時間が近づくと、どんどん人が集まってきて、あっという間に行列。
人気店です。
そして念願の一杯。
豚骨醤油にニンニクのパンチが効いたスープ。
最高でした。
漁師町で食べる、この一杯。
ラーメンを食べるためだけでも、また佐伯に来たい。
釣りではまだ何も釣れていませんが、食の方は大満足です。
最終日。これで釣れなかったら腕の問題
そして最終日。
天気予報を見ると、朝9時くらいまでは雨が降らなさそう。
ならば行くしかない!
ラストチャンスです。
向かったのは、ひるほし公園裏のポイント。

風もない。
藻もある。
雰囲気もかなり良さげ。
雨ももちそう!
ここまで条件が揃っている。
これで釣れなかったら、いよいよ腕の問題。
エギを投げます。
投げます。
投げます。
しかし……
最後までイカの姿を見ることはできませんでした。
完全敗北です。
秋イカってもっと簡単じゃなかったの?
僕の中で秋イカといえば、
活性の高い子イカがたくさんいて、エギを追いかけてきて、サイトフィッシングも楽しめる!
そんなイメージでした。
しかし現実は……
イカがいない。
見えない。
追いかけてもこない。
なかなか厳しい戦いでした。
そう簡単には釣らせてくれないみたいですね。
妻とリベンジを誓う
帰りながら妻と、
「これはもう一回行かんといけんね」
とリベンジを誓いました。
ただ、いきなり遠征して坊主を繰り返していても仕方がない。
まずは中津周辺や豊後高田など、近場で良いポイントを探して、腕を磨き直すところから始めようと思います。
いっそのこと、
「もう素潜りして捕りに行きたい」
という気持ちもありますが、それはまた別の機会に。笑
九州は遊び場だらけ
今回の旅。
目的だったイカは……
0杯。
釣果だけを見れば完全敗北です。
でも、津久見の石灰岩を見て、
佐伯の海を見て、
元猿海岸を見て、
延岡の小川と北川を見て、
藤河内渓谷を歩いて、
佐伯ラーメンを食べて。
改めて思ったのは、
九州って、本当にいろんな遊びができるなぁ。
海があって、川があって、渓谷があって、洞窟があって。
釣りもできる。
サーフィンもできる。
パックラフトもできる。
キャニオニングもできる。
ケイビングもできる。
まだまだ行ったことのない場所も、やったことのない遊びもたくさんあります。
考えているだけで夢が膨らみます。
そして肝心の子どもたちは……
ただ、一つ大きな問題が。
今回、あまりにも釣れなさすぎて……
子どもたちが釣りを嫌いになりそうです。
これはまずい。
次回はマジで釣らないとヤバい。
かなりの危機感を持っています。笑
夏はなかなか家族で遠出することができなかったけれど、ようやくみんなで旅をすることができました。
予定通りにいかない。
釣れない。
寝られない。
ナビも間違える。
雨にも降られる。
でも、そんな行き当たりばったりの珍道中も含めて、やっぱり旅は面白い。
これからも家族で、いろんな場所へ行ってみたいと思います。
そして、そこで見た景色や遊んだこと、感じたことも、たまにはこのブログに残していこうかなと思います。
旅はまだまだつづく!


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